主賓(上司)挨拶 3分・かたい調子
ただいまご紹介にあずかりました、◯◯株式会社の△△でございます。本日はお招きにあずかり、誠にありがとうございます。僭越ではございますが、ご指名によりまして一言ご挨拶を申し上げます。
◯◯くん、△△さん、ご結婚おめでとうございます。ご両家の皆さまにも、心よりお祝い申し上げます。
◯◯くんは入社五年目、現在はわたくしの部署で中心となって働いております。配属された当初から、彼には一つ、変わらないところがございました。分からないことを、分からないと言えることです。
若いうちは、知らないと言うのが怖いものです。ところが彼は、最初の面談で「ここが分かっておりません」と自分から申し出てまいりました。あのとき、この人は伸びるだろうと思いました。実際、彼が担当した案件で、後になって問題が出たことはほとんどございません。分からないところを先に潰しているからです。
もう一つ申し上げますと、彼は人の仕事をよく見ております。手が空いたときに、誰が忙しいかを見て動く。言われてからではなく、その前に動く。社内で彼を悪く言う者はおりません。
本日、お二人が並んでおられるお姿を拝見して、彼の表情がいつもより穏やかなことに気づきました。職場で見せる顔とは違う、力の抜けた顔をしております。△△さんのおかげなのだと思います。
△△さん、これから彼をどうぞよろしくお願いいたします。仕事の面では十分に育っておりますが、根を詰めすぎるところがございます。ご家庭では、どうか休ませてやってください。
昨年、彼に後輩の指導を任せました。教え方が上手なわけではございません。ただ、相手が分かるまで隣に座っている。時間はかかりますが、彼に教わった者は辞めずに残っております。これは、なかなかできることではございません。
本日、ご列席の皆さまのなかには、彼の学生時代をご存じの方もいらっしゃると伺っております。おそらく、当時から変わっていないのではないでしょうか。人は仕事で変わると申しますが、彼の場合は、もとから持っていたものがそのまま仕事に出ているように思います。
お二人の末永いお幸せと、ご両家のいっそうのご繁栄を祈念いたしまして、わたくしの挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。
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